【細編みの立ち上がりが、まっすぐ目立たず編めるコツ】
あみぐるみ作りは、編み目の表面をみて、円形に編む作品が多いですね。
その場合、細編みの頭が右上にあるという細編みの構造上、どうしても斜め右に編み目が曲がっていきます。
これを斜行といいます。
形がゆがむ原因にもなるので、できるだけまっすぐに仕上げたいですね。
普通に編むとこうなります。(極太毛糸18目9段)
2つのポイントを押さえて編んだ編み地
2点を比べてみましょう
いかがですが?
同じ細編みでも、仕上がりに違いが出ますね。
気をつけて欲しいポイントは2点
ポイント1,編み地を立てて持ち、編む方向が上を向くようにする。
あみぐるみを編むときには進む方向を、左に見て編むことが多いかと思います。
それをできるだけ、編む先が上になるように編み地を持ちます。
そうすると、無理な力を入れずに、糸を引く方向が自然に左寄りに。
編んで力のかかる方向と、できあがりの編み地が開き過ぎず、右へ右へと流れるのを防ぎます。
編み地を横位置に持って、かぎ針を動かす方向を左斜め上にするのもいいのですが、毎回ひっぱるのも大変。
編み地を縦位置にすることによって、普通の細編みをしながら、左にかぎ針を引くのと同じ効果が現れます。
ポイント2,段の立ち上がりの時に、糸を引き締める
俗に「手術痕」とも言われる、段の立ち上がりの時の渡り糸。
ここが緩んでいると、縫い合わせたあとのように、目立った線が出てしまいます。
これを目立たなくさせる簡単な方法。
まず1段編み終わり、1目めの細編みの頭に引き抜きます。
かけた糸を少し長く出し、かぎ針を外します。
後ろ側の糸を引き締めて、糸のたるみをとります。
針を戻して次の段に進みます。
編み地を持つ位置を意識して変えて、立ち上がりの糸のたるみないように引き締める
それだけで、まっすぐ目立たずきれいな仕上がりになりますよ^^
愛犬のあみぐるみ作りは、植毛で編み地が隠れることも多いので、おおらかに編んでいただいても大丈夫。
しかし、このコツを知っていると、さらにきれいな編み地になります。
あなたのあみぐるみ作りにお役にたてたら嬉しいです。